2002.07.01作成

医療関係へ

起立性低血圧

 起立性低血圧はパーキンソン病で時々見られる自律神経症状のひとつであり、「立ちくらみ」などの症状として現れる。

 パーキンソン病そのものによって起きることもあるが、パーキンソン病の治療薬であるL-ドーパドーパミンアゴニストFP錠などが原因となっていることもある。

 罹病期間が長く、重症度が高く、抗パーキンソン病薬の服用量の多い患者に多い。

注意すべきこと、対策

急に立ち上がらず、ゆっくり立ち上がるように気をつける。

立ちくらみがしたときには頭を低くするようにする。

食事は、食塩を少し多めにし、飲酒を控える。
水分を多めに取る。

食事を一度に大量にとると低血圧が悪化する(食事性低血圧)ことがあるので気をつける。食事の後はしばらく安静にする。

入浴は長湯を避ける。お風呂の温度はぬるめにする。

激しい運動は避ける。適度の運動はよい。

便通をコントロールする。排便時に、いきむと血圧が低下することがあるので、便秘をしないように、便が硬くなりすぎないように繊維性の物をよく食べ、規則的な排便を習慣づけるようにします。

弾性ストッキングも有用。朝、起床時に着用して、夜間ははずす。
(注)弾性ストッキングは、薬局や病院の売店などで入手できます。

抗パーキンソン病薬のドプスは、起立性低血圧にも有効である。(1日量300〜600mg)

高血圧で降圧剤をのんでいる患者がパーキンソン病になったとき、降圧剤を続けたままパーキンソン病の治療薬(血圧を下げるものがある)をのむと起立性低血圧を起こすことがあるので、医師と相談して降圧剤を減量又は中止してもらう。

●原稿担当●よしこ

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