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2001.08.01 デザイン変更

ドーパミンアゴニスト

ドーパミンアゴニストはドーパミン受容体を刺激して安定した抗パーキンソン作用を示します。
パーキンソン病の初期にはドーパミンアゴニスト単独でも効果が期待できますが、病気が進行してくるとドーパミンアゴニストだけでは症状を抑えることは困難になり、L-DOPAの併用が必要になってきます。
しかしドーパミンアゴニストを併用することにより、L-DOPAの量を減らし、症状を安定させることができます。
最近では、ドーパミンアゴニストで治療を開始し、L-DOPAの使用をできるだけ遅らせる方向にあるようです。


麦角誘導体アゴニスト
作用は比較的強いが、副作用もかなり強い。効果の持続時間はL-DOPAよりも長い。
ブロモクリプチン
(パーロデル)
パーキンソン病の症状全体に効果があり、ドーパミンアゴニストのファースト・チョイスとして用いられることが多い。
ペfルゴリド
(ペルマックス)
効果がかなり強く、欧米でもよく用いられている。
消化器系の副作用が強い人もいる。
通常1日3回の内服。
カベルゴリン
(カバサール)
作用時間が長く、1日1回の内服で症状の変動を抑えることができる。
副作用は比較的少ない。
非麦角誘導体アゴニスト
タリペキソール
(ドミン)
消化器系の副作用は少ないが、眠気をおこしやすい。
日本でのみ販売されている。
夜間不眠の患者や不安感の強い患者に有効。
ロピニロール
(レキップ)
日本ではまだ発売されていない。
欧米ではよく使われている。
プラミペキソール
(ビ・シフロール)
アメリカでの商品名はミラペックス。

ドーパミンアゴニストの副作用

  • 消化器系副作用 悪心、嘔吐。内服開始初期に見られる副作用であり、数ヶ月内服を続けるうちに消失する。ナウゼリンの併用で軽減する。
  • 起立性低血圧(立ちくらみ)
  • 精神症状 幻覚、妄想。高齢者・痴呆合併患者で出現しやすい。
  • 睡眠発作がおこることもある。
  • ドパミン類似の働きをするため不随意運動がでることがある。

ドーパミンアゴニストを初期治療に

 パーキンソン病の初期治療薬としてドーパミンアゴニストを使う傾向にある。
過去35年間 L-ドーパが絶対的な地位を得ていたが、L-ドーパの長期使用により不随意運動や症状の日内変動(ウエアリング・オフ)が起きることがはっきりしてきた。

http://lists.nipltd.com/cgi-bin/lyris.pl-visit=pdnews
アメリカ・パーキンソン病協会の調査より

調査に参加した神経科医の85%がドーパミンアゴニストを最も重要な治療薬と位置づけている

93%がジスキネジアをL-ドーパによる治療の問題点と考えている。

76%がドーパミンアゴニストで治療を始めることによりL-ドーパの使用を遅らせることができると考えている。

77%が第2世代のドーパミンアゴニスト(ペルマックス、レキップ=ロピニロールなど)で治療を始めることによりジスキネジアの発現を遅らせることができたと考えている。

第一世代アゴニスト----パーロデル

第二世代アゴニスト----ペルマックス、ドミン  

  http://www.parkinson.org/treatmentguidelines.htm
2001年6月発表「パーキンソン病治療の新ガイドライン」による
パーキンソン病の初期の患者の治療にはドーパミンアゴニスト(レキップ、ペルマックス、ミラペックス)を使うことを勧めている。
これによりジスキネジアと症状の日内変動を減らすことができるとしている。
中でもレキップの効果は大きいという。
●原稿担当●よしこ

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