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2001.08.01 デザイン変更

パーキンソン病の睡眠障害

以下の情報は SPRING Times の16/7/2000号のリポート 「The Parkinson's Disease Sleep Scale」 からの情報です。
http://spring.parkinsons.org.uk/SPRING_Times/16/7
キングスガレッジ病院神経科医師 Dr.K.Ray Chaudhuri他

パーキンソン病患者の96%もの患者に睡眠障害が起っています。

しかしその実状はあまり理解されてなく、その治療もあまりされていませんでしたが、ドパミン受容体刺劇薬で治療されていたP病患者の起こした交通事故により、初めてことの重大さが注目されるようになりました。
  夜間眠れないことは日中の眠気、疲れ、P病症状の悪化の原因となるだけでく、仕事中の事故や交通事故をも引き起こしかねません。
 
 睡眠障害の原因としては睡眠が持続しない、不眠症、心配事がある、寝返りなどが出来ない、レストレスレッグ症候群、瞬き、不規則な生活(Behavioural disorders)夜型の生活(夜中トイレに行ったりする)などがあります。
 
上記のような睡眠の障害となるようなものに適切に対処し、質のよい睡眠をとる必要がありますので医師に正確な情報を伝えるようにしてください。

註1)「レストレスレッグ症候群(RLS)」
 むずむず脚は、通常「レストレスレッグ症候群(RLS)」と呼ばれ、主訴として  「入眠時、足を動かしていないと虫が這っているみたい」という表現がされ、「ムズムズする感じ」「突っ張る」と訴える場合もあり、多くはふくらはぎに起こります。この感覚は下肢を動かすと軽減ないし消失しますが、動きを止めると再び起こります。そのため入眠障害や熟眠障害が見られ、昼間に眠気から作業能率が低下する場合があります。乗り物の中や会議中などでも起こるので、不安や抑うつ状態に陥り、外出を避けるようになるなど社会生活に支障を来す人もいます。RLSの有病率は10%とも報告され、家族性で、高齢者や妊娠後期に多いとされますが、年齢・性別を問わずに起こります。
http://www.medical-tribune.co.jp/mtbackno/3149/49hp/M3149291.htm

睡眠障害の程度を計る

パーキンソン病患者の睡眠障害の程度を計るため、500人のP病患者にインタビューし、15の質問が考案されました。各質問毎にその満足度によって0cm(深刻な症状)から10cm(症状が無い)のライン上に印をつけ、その印に近いcmを得点(1−10)とします。
15の質問の合計点でを出し、全く睡眠障害が無い場合は最高点の150点となります。
 
この質問を基に分析調査を行った結果L-ドーパペルゴリド(ペルマックス)で治療された 患者よりもカペルゴリン(カバサール)で治療された患者の方が睡眠の質とQOLにかなりの改善がありました。

15の質問
 
1.毎日の睡眠は総合的に見てどの位の質の睡眠が取れていますか。
2.すぐ眠れますか。
3.夕方や夜に睡眠を妨げるレストレスレッグ症候群はありますか。
4.睡眠を持続できますか。
5.寝るときリラックスしていますか。
6.恐い夢をみますか。
7.夜中に幻覚はありませんか。
8.夜中にトイレに起きますか。
9.動けなくてトイレに行くのに困りませんか。
10.夜中に手足が麻痺したり(numbness),疼いたり(tingling)しますか。
11.夜中に手足の筋肉が引きつる事がありますか。
12.寝ていて手足の位置が悪くて痛くなり朝早く目がさめませんか。
13.目が覚めたとき震えることがありますか。
14.朝、目がさめた後も眠かったり、疲れていたりしませんか。
15.日中に知らないうちに寝てしまいませんか。
原稿担当●ISO

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