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2002.04.25 作成

[1008] パーキンソン病と症状の似た病気

以下の情報はNational Parkinson Foundation からです。
エブラハム・リバーマン医師 NPF医局部長/著

パーキンソン病の診断は

  • 1.著しく動作が遅い
  • 2.何もしていない状態でも手足が震える
  • 3.固縮
  • 4.姿勢保持障害

のうち
a. 1か2のどちらかが確認できる場合
b. 2に加え、1から3のどれか一つの症状が確認できる場合
c. 2が確認できる場合(単独で)

 通常2年から5年経つと、他の症状も見られるようになり、パーキンソン病ということが確認できるようになる。

 次の疾患は初期の症状がパーキンソン病に似ているため、パーキンソン病と間違われやすい。

パーキンソン病かどうかの確認は患者の死後、脳を調べて初めて分かる。

a. 進行性核上性麻痺(PSP)

 パーキンソン病患者の100人に2人から5人がこの病気である。この病気のばあい、発病から2年から5年経つと、目の動きが麻痺し始め、上を見たり、横を見たりすることができなくなる。

b. 多系統萎縮症(MSA)

1. シャイ・ドレーガ-病

 パーキンソン病の症状はあるが、震えはない。自律神経系の症状、たとえば、めまい、立ちくらみ、便秘、呼吸の困難、食べ物の飲み込みがむずかしいなどの症状が見られる。一般にこれらの症状は、パーキンソン病の症状より軽い。

2. 線条体黒質変性性(SND)

初期の症状はパーキンソン病とほとんど同じだが、震えがない。2年から5年経つと自律神経系の症状に加えて脳細胞の退 化が始まる。この病気の患者はレボドパ剤も、他のパーキンソン病治療薬も効果がない。

3, オリーブ橋小脳萎縮症(OPCA)

 バランス障害と震えの症状があるが、震えは何もしていない時には見られず、固縮もない。この病気の場合、自律神経系の症状が出ることが多い。

c.大脳皮質基底核変性症(CBD)

この病気の患者は、姿勢保持障害、固縮、精神障害、動きの緩慢などの症状が見られる。

d.本態性しんせん(ES)

 この病気はパーキンソン病の5倍の頻度で見られる。ESの患者は体の機能が著しく損なわれる可能性はほとんどない。ETは片方の側だけ起こる場合ももあるのでパーキンソン病と間違われやすい。発病から2年から5年経っても、パーキンソン病の症状が現れない。頭部、首、あごに震えが出ても、その震え方はパーキンソン病とは明らかに違っている。パーキンソン病の治療薬は効かない。

原稿担当●TOMOKO
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