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2001.08.01 デザイン変更

[1006] パーキンソニズム

パーキンソニズムとは?

パーキンソン病の主な症状として、次の4つがあります。

1.振戦
2.筋固縮
3.無動
4.姿勢反射障害(姿勢保持障害)

この症状のうちのいくつか(一般に2つ以上)を示している状態を“パーキンソニズム”といいます。

パーキンソニズムのなかで最も多いのがパーキンソン病です。
パーキンソニズムは脳血管障害、薬剤、中毒、腫瘍、外傷などにより二次的に起こることがあります。
また、パーキンソン病以外の種々の神経変性疾患に伴うこともあります。
これらはまとめて症候性パーキンソニズムといわれます。

薬剤性パーキンソニズム

パーキンソン病のような症状が薬の副作用としておこる場合を薬剤性パーキンソニズムといいます。

服用開始からパーキンソニズム発症までの期間は3〜4ヶ月のことが多いのですが、数週間?数年とかなりのばらつきがあります。

症状はパーキンソン病に非常によく似ています。ただし振戦で始まる例は少なく、両側性のことが多いといわれます。

薬剤性パーキンソニズムは原因となっている薬を減量・中止すれば症状は改善・消失しますが、症状の回復までには数週間?数ヶ月かかります。

症状が重い場合や自然回復が遅い場合には抗パーキンソン病薬が使われますが、一般にはレボドパはあまり効かず、抗コリン剤、ドパミンアゴニストが主に用いられます。

パーキンソニズムをおこす可能性のある薬剤
向精神薬ウインタミン、コントミン、セレネースなど
向うつ剤ドグマチール、トフラニール、トリプタノールなど
精神症状抑制薬グラマリール
消化器用薬プリンペラン、ナウゼリン、リサモール、ザンタックなど
脳循環改善薬フルナール、アプラクタン
降圧薬アポプロン、アルドメット、ヘルベッサー、カルスロット、アムロジンなど
●参考文献  阿部隆志ほか:パーキンソン病の鑑別診断.カレントテラピー17:1200?1205,1999
原稿担当●よしこ

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