医療関係へ2001.10.26作成

[1001]  パーキンソン病はどのような病気?

パーキンソン病は、1817年、ジェームス・パーキンソン医師が「振戦麻痺」として最初に報告したことにちなんで、パーキンソン病と名付けられました。

患者数は

日本では、人口10万人当たり100人程度で、全国で約12万人の患者がいるといわれています。
アメリカには100万人、イギリスには12万人の患者がいます。

発症年齢は

主に中年以降に発症し、高齢になるほど患者は多くなります。
本では40歳以前に発症する「若年性パーキンソン病」の患者が諸外国よりかなり多いのがひとつの特徴です。

症状は

「振戦」「固縮」「無動」「姿勢保持障害」が4大症状といわれますが、ほかに自律神経症状、精神症状もみられます。
かなり多彩な症状が現れ、患者によって症状も異なります。

体のどこが悪いのか

パーキンソン病は脳内の黒質とよばれる部位のドーパミンという化学物質の消失によっておこります。
ひとは歳をとるにつれドーパミンが脳内から失われていきますが、脳内のドーパミンが正常の30%位になるとパーキンソン病の症状が現れると言われています。

病気の原因は

なぜパーキンソン病になるかという原因はまだはっきりとはしていません。
環境因子、化学物質などの関与も考えられています。
一般には遺伝はありませんが、日本に比較的多い若年性のパーキンソン病のなかには遺伝子の異常によるものもあることがわかってきました。

これからどうしたらいいのか

パーキンソン病は進行性で、特定疾患(難病)に指定され、研究が続けられています。薬の開発によって、多くの患者の症状をコントロールできるようになりました。
また外科的治療も行われており、治療についてはかなり研究の進んでいる病気です。
特にレボドーパの効果は大きく、レボドーパによる治療が進んだことにより、患者の寿命も延び、天寿を全うできるようになったといわれます。
しかし、この病気を根本的に治す薬は今のところありませんので、患者は一生この病気とつき合っていかなければなりません。薬もずっと飲み続ける必要があります。
病気のこと、薬のことなどについて、患者自身が知識を持って、主治医と相談しながら治療を続けること、また患者同士のコミュニケーションを図って、できるだけ前向きに生活することが大切です。

●原稿担当●よしこ

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