06 手術に関するアンケートのまと

2002年5月のパーキンソン病友の会全国大会の来場者、及びその後インターネット等を通じて「パーキンソン病の手術療法に関するアンケート」をとった結果146名の回答が得られました。
その結果をまとめてみました。
現在の年齢分布  グラフA−1
発病時の年齢  グラフA−2
発病からの年数  グラフA-3
現在困っている症状  グラフA-4
現在内服中のクスリ  グラフA-5
クスリでの治療がうまくいっている?  グラフA-6
手術については約90%のひとが聞いたことがあるということでした。
手術療法に破壊術と刺激術があることを知っているのは約半数でした。
主治医に手術を勧められたことのあるのは約15%、また手術を受けたいと思う人は約20%でした。
10 手術を受けたい理由としては、歩行障害、筋肉のこわばり、すくみ足、症状の不安定、震えの順でした。
11 手術を受けたくない理由は、不安約30%、今後の新しい治療法に期待25%、今の状態では手術の必要がない20%、手術の効果に期待できない15%でした。
12 患者が手術についてしりたいことは
13 手術経験者は146名中13名しかありませんでしたので、データとしては不十分なデータでした。

1,現在の年齢分布  グラフA−1

60歳代が約半数を占めています。

A-1 現在の年齢
単位(人)
10代 0
20代 0
30代 3
40代 12
50代 29
60代 75
70代 25
80歳以上 0
未記入 2
合計 146

■ このページのTopへ↑■

2,発病時の年齢  グラフA−2

50歳代の発病が約30%、40歳代、60歳代がそれぞれ約20%。20歳代の発病が約8%と多いのはインターネットを通じてもアンケートを取った結果若年性の患者が多くなったのではないかと思われます。

A-2 発病時の年齢
単位(人)
10代 1
20代 11
30代 8
40代 32
50代 54
60代 32
70代 2
80歳以上 1
未記入 5
合計 146

■ このページのTopへ↑■

3,発病からの年数  グラフA-3

5年未満が23%、5〜10年が32%、10〜15年が24%でした。

A-3 発病からの年数(罹患期間)
単位(人)
1年未満 0
1〜3年未満 11
3〜5年未満 23
5〜10年未満 47
10〜15年未満 35
15〜20年未満 13
20〜30年未満 14
30年以上 3
合計 146

■このページのTopへ↑■

4,現在困っている症状  グラフA-4

震え、筋肉のこわばり、すくみ足、歩行障害、バランスが悪いなどの症状が目だちます。不随意運動、症状の不安定(ウェアリング・オフ、日内変動)は20%あまりでした。

A-4 現在困っている症状

単位(人)
震え 69 筋肉のこわばり 73 不随意運動 33 無動 37 すくみ足 71
歩行障害 92 症状の不安定 39 幻覚・妄想 12 バランスが悪い 75 その他 17

■ このページのTopへ↑■

5,現在内服中のクスリ  グラフA-5

メネシット、ネオドパストン、マドパー、EC−ドパール、ネオドパゾールのL−ドーパはほぼ全員がどれかを飲んでいます。
ドーパミンアゴニストの中ではペルマックス、カバサールを飲んでいるひとが多く、複数のドーパミンアゴニストを内服している人もいます。
その他アーテン、シンメトレルの内服が約30%、FPが25%でした。

A-5 現在飲んでいる薬
単位(人)
メネシット 51 ネオドパストン 32 マドパー 24 ECドパール 20 ネオドパゾール 9
パーロデル 20 ペルマックス 60 カバサール 54 ドミン 15 シンメトレル 48
ドプス 20 アーテン 49 FP 36 その他 41

■ このページのTopへ↑■

6,クスリでの治療がうまくいっている?  グラフA-6

まあまあうまくいっているひとが約60%、うまくいっている人が20%、うまくいっていない人が10%でした。

A-6 薬での治療は
単位(人)
うまくいっている 30
まあまあ 91
うまくいっていない 13
未記入 11
ノーカウント 1
合計 146

■ このページのTopへ↑■

7,手術については約90%のひとが聞いたことがあるということでした。

8,手術療法に破壊術と刺激術があることを知っているのは約半数でした。

9,主治医に手術を勧められたことのあるのは約15%、また手術を受けたいと思う人は約20%でした。

10,手術を受けたい理由としては、

歩行障害、筋肉のこわばり、すくみ足、症状の不安定、震えの順でした。

11,手術を受けたくない理由は、

不安約30%、今後の新しい治療法に期待25%、今の状態では手術の必要がない20%、手術の効果に期待できない15%でした。

12,患者が手術についてしりたいことは

・ 手術の効果および効果の持続 
・ 手術の安全性と後遺症  
・ 入院期間、費用、手術のできる病院名

■ このページのTopへ↑■

13,手術経験者は146名中13名しかありませんでしたので、データとしては不十分なデータでした。

発病から17〜20年が3人、5〜10年が6人でした。
著しい効果があった4人、効果があった8人でした。
破壊術を受けた人10人、刺激術を受けた人5人で、うち2人は視床破壊術と脳深部刺激術(視床1,淡蒼球1)を受けています。

手術を受けた病院名は8つ挙げられていますが、そのうち脳深部刺激術を受けた病院名は
県立和歌山医大病院
東京都立神経病院
西新潟病院
なら林クリニック
です。

脳深部刺激術を受けた人の手術時間は5〜8時間、入院期間は47〜60日。
5人のうち4人が手術の結果に満足していますが、同様に4人が今後の経過に不安を抱いています。
それぞれの症状に対する効果については、あまりにも症例数が少ないため検討を控えました。

アンケートにご協力いただいた方々に感謝いたします。

「パーキンソン病癒しを求めて」DBS手術現状調査グループ

■このページのTopへ↑■

Homeへ