2005.4.16up-9.1更新

すくみ対策−ドプス、音楽療法
★ドプス
 私は、P症候群と診断されてまだ2年足らずです。この、1週間前から急にすくみがひどくなり、トイレを目前にして全く動かなくなったり、家事をしますのに方向転換をするたびに動きが止まりもう、くたびれてしまいます。そこでドプスを処方されましたが1日3回100ミリをのんでも一向によくなりません。それどころかよけいに悪くなるようなのです。とうとう今日は朝飲んだきりひるの分は抜いてしまいました。 ドプスを飲んでいられる方、また「すくみ」の方ご一報ください。(よ) (N)

すくみで悩んでおられる方はいっぱいおられると思います。ドプスは、Lドーパとは違って、どの人にでも効くというものではないようです。すくみ足がある方は、精神安定剤(デパスなど)で不安を取り除くことによって多少楽になることもありますし、薬以外にもいろいろな方法を工夫しておられるのだと思います。このhpの医学関係のすくみ現象を読んでみてください。(ハ) (N)

 ★音楽療法
 はじめまして、私は神経内科の医師ですが、このような患者さん交流の掲示板に書き込ませて頂いてよろしかったでしょうか?もし不適でしたらどうぞ遠慮なく御指摘ください。
 すくみ足は治療に苦労するのが正直なところです。すくみに関する日本神経学会の治療ガイドラインというのも一応有るのですが、現在はまだ公開されていませんね(近日公開予定で、一般の方も見れるようになります)公開準備用の資料を見た限りでは、今まで苦労した経験そのものがまとめてあるような印象で、決め手といえる物はまだないように思います。もちろんガイドラインを踏まえて再度試みる努力は必要ですが.... さて、先日PD Forumという研究会の大きなものが千葉でありました。 そこでの興味深い研究成果をひとつ。
 最近、音楽療法というアプローチが一部で注目されていますがその研究は、声や喉の機能に関係する「音楽療法」ではありません。患者さんに、厳密に2HZに制御された音楽を一定期間(確か2週間?)連続して聞いていただき、歩行リズムや速度、歩幅などが改善されたという物です。2Hzというのは正確な表現ではないかもしれません。2拍が一秒というもので、軍艦マーチなど連想してみて下さい ^^)周波数の決定は他の先生がやられた基礎研究によるとの事で、患者さんが歩きやすいとされるテンポとの事です。驚くべきは、聞いていない時にも歩行が改善されている事です。もちろん、その後も定期的に聞くような必要はあると思いますけど..(N)

 昨夜は当直先で記憶のなかから書きました。抄録を見直してみましたので、もう少し具体的に御紹介しておきます。記載は私が端折ったもので、原文のままではありません。演者の先生は個人的にも存じておりますが、ここへ投稿するにあたり特にお知らせしていませんのでお名前の紹介は控えます。
「目的」これまで、音リズムを取り入れた歩行訓練を行うと歩行改善が見られるという報告はある。
 今回は歩行訓練をせずに音リズムのみを聞かせる事でその効果を調べた。
「方法」症例数25名。平均年齢70歳。
 歩行訓練を行わないで2Hzの音リズムを被験者の興味を持続させるように各種の楽曲に重ね合わせた。被験者の課題は歩行訓練をしないで、この音楽テープを自宅で毎日最低一時間、3〜4週間聞く事とした。課題前後で歩行状態(速度、歩幅、一分間の歩数)について測定した。
「結果」
 課題後に歩行速度と歩幅は有意に改善した。歩数に有意な変化は見られなかったが、一分間の歩数が120以下の例では120に近づく傾向があった。

 有意に、というのは全体で集計すると統計学的に有意な差が出たという意味です。また、この研究の結果は「すくみ足」に対する効果ではありませんので、このスレッドで紹介するのは不適だったかもしれませんね。通常すくみ足も音リズムで改善する事が多いので、効果は期待できるのとは思うのですが。
 皆さんがお試しになる時は厳密に2Hzでなくても良いと思います。(N)

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