2005.4.16up

TV番組から− 脳深部刺激術の紹介

 脳深部刺激術の紹介番組を見ました。12日午前1時55分からという時間帯のため、寝ぼけ眼での視聴となりました。伊豆さんの脳深部刺激術と同じかなと思わせる手術でした。ただ胸の位置に埋め込む装置が、「発電機」と言っていたようなのですが、正式な名称なのでしょうか。
 術前術後の様子を2人の症例で見せていました。手術による効果は、患者の個体差もあるようです。もっとも注目された点は、この手術が始まった8年前の患者が術後8年たったいまも効果が持続していると言うことです。これでパーキンソン病患者の内半数の人は、手術でPDから脱出できると思って良いのでしょうか。気になるのは、自分が手術の可能性の中に含まれているのかという点と、「手術の費用」ですね。(s)

02/07/12(金)01:55〜02:10放映のTBS-TV「CBSドキュメンタリー・パーキンソン病治療最前線」をご覧になれなかった方のために、ご参考までに主な内容を伝えます。ご紹介あったように、DBS(脳深部刺激手術)の米国事情のリポートです。

(注) このHPのhttp://members.jcom.home.ne.jp/almond41/Apple/dokusya/dbs.htmlと同じ手術です。
 手術を受けた患者さんは、41歳発症で55歳の白人男性。3年程前から症状が悪化して、薬も効かなくなったため、医師の勧めにしたがって手術を受けたとのこと。手術の模様も紹介されましたが、覚醒状態でオペレーションが行われていました。所要時間は8〜9時間。手術は成功し、運動能力はおおきく改善しているようです。薬の服用量も2/3に減ったとのこと。

 医師によると、8年前からこの手術を実施しており、これまでに受けた患者はおよそ3,000人。成功率は50〜60%とのこと。薬などで症状が改善しなくなった重度の患者さんに勧めているとのことです。最初に手術を受けた人に後遺症は出ていないそうです。費用は75,000ドルと高額ですが、州によっては公的な費用支援が与えられるとのことです。(w)

 昨年、インターネットラジオ放送で聞いたNPFのリーバーマン先生の話では、
脳深部刺激術は現在受けられる外科的治療法としては最良のものということでした。とはいえ、患者さんのほうでも手術に対する恐怖感が根強く、また、熟練した外科医が少ないことから まだまだ、この手術を受ける人の数は少ない。最良のものとはいえ、術後長く経過するといろいろと問題が出てくると話していました。どんな問題かとの問いには 外科の専門ではないので特にお答えはできないが、フロリダのNPFのセンターでもこの手術を受けた患者さんは70人だったか90人だったか(はっきり覚えてなくてすいません)いらして専門の脳神経外科医が術後のフォローをしているとのことでした。
 「発電機」というのは正式には「パルス発生器」と言われています。延長ケーブルで脳に埋め込まれたリードとパルス発生器が繋がれていて リードの先にある電極で脳に刺激を与えます。この手術を受けた人は 体に通電したり、強い電磁波を出す医療器具を使用すると危険を伴うことがあるようです。MRI、著音波装置、ジアテルミー(温熱療法)など。脳深部刺激術に使う装置はMedtronic社が作っています。
 日本メドトロニック社 http://www.medtronic.co.jp/index.html のサイトではほとんどこの装置は紹介されていませんが、アメリカのメドトロニック社のサイトでは詳しく説明されています。安全に関する警告が出ていますので念のためにご紹介しておきます。
http://www.medtronic.com/neuro/parkinsons/disclaimer.html 
このページのdiathermy contraindication の For Patients をクリックすると読めます。
脳深部刺激術を受け この装置を体内に埋め込んでおられる患者さんはジアテルミー(短波ジアテルミー、電子ジアテルミー、超音波治療ジアテルミー等 温熱療法)を受けてはいけません。両装置の相互作用により組織や神経を傷つけ、重篤な状態になることがあります。これは装置のスイッチを入れていても切っていても、また、体のどの部位にジアテルミーを受けても起こりえます。今までに短波ジアテルミーを受けた患者さんで脳に損傷をおこした方が2名いらっしゃり、いずれの場合もまだ昏睡状態が続いています。手術に対して必要以上の恐怖感を持つことはないと思いますがこういう警告が出ていることも知っておく必要があるかなと感じましたので(K)

下記は2002年7月、CBSテレビ、『60minites』で15分ほど放映されました内容です。(現在アメリカ滞在、日本の家族にPDがいますので一言とは思えず情報集めをしています)

ABC・テレビでみた=Deep Brain Stimulation の内容
 手術を受けていた患者さんは、40才で診断され、現在55才、症状は、肩から腕が動いて止まらず、薬も効かない状態で、3年前からは家に閉じこもり生活。
 手術日は、2001年10月、 場所は、クリーブランドcleveland、オハイオ州。映っていた手術状況は、PD患者さんは、歯科医の診察椅子に似た物に座らされ、頭をスティールの輪で固定されるの(サイエンスフィクション映画に出てくるような光景)。脳は痛みを感じていないので全身麻酔はされず、手術医に言われる動作(指を曲げる等)をしていました。頭の左右に、長い棒状の針が通されます(約6cm位の深さまで)。ここでは、左右一気にやりまして、12時間ほどかかっていました。 
 その費用は75,000ドル(約900万円)、州により保険支払いの状況は異なる。患者の動きは、ノートパソコンサイズのcomputer(モニターは無いように見えました)でコントロールしながら、最適な状況に変えられます。画面では、奥さんがcomputerを操作し、隣の患者さんが設定を決めているような光景でした)。 このcomputerは設定をするための物で、持ち歩きする物では在りません。pacemakerのスイッチは、画面では見えませんでしたが、患者さんがON、OFFの切り替えを出来ます。offにしますと、映画でみる人間ロボット見たいに変わり、すぐに手術前の症状、震えが戻ってくるようです。
 他の男性はoff状態ですと片足が上下に振動していましたが、ONにしますと快調な足取りで歩き始めました。その一ヶ月後には、マラソンに参加し完走している様子も映っていました。手術一年後、患者さんは言語も、歩き方もしっかりし、3年振りに教会に参加、ネクタイ締めも、ひげ剃りも出来、スティックを持つことも出来ず休んでいたビリヤードを楽しんでいました。
 質問に答えている医師の報告によりますと、患者は薬が効かなくなった或いは重症患者対象に行われ、登場していた患者は大成功の例で、平均しますと、手術後は50〜60%の機能を快復出来る結果と言うことです。その後も薬は服用しますが、その量は手術前の半分以下で間にあるようです。また、1950年代に行われた手術のように、脳の他の部分に触れる事無く、エレクトロニクスで刺激を与え、機能を取り戻す方法なので、ずっと安全な手術とも言ってました。アメリカでの手術歴はまだ2年ですので、この先起きる事は未知の世界ですが、8年前(この手術を考案、始めて実行成功させたのはフランスで8年前です)の患者さんは、今日でも健在で快適な生活を楽しんでいると報告してました。今まで、3000人がこの手術を受けたと報告してましたが、これはアメリカでの数なのか、世界中の数なのか??

(補足) 
 フランスのホームページから…DBS手術は左右2回に分けて行われ、その費用は約200万円   

 イタリアのホームページから…DBS手術は20人位に施され、結果は全員にほぼ同じ様に出ているとのことで、その内容は、アメリカの場合とほぼ同じでした。

 その他:パーキンソン病患者統計比較:  イタリア=20万人、USA=150万人、ヨーロッパ=100万人  最近見ました概算です、そして、50,60代に多い事は言うまでもありません。

日本では12万人のうち女性がやや多いと書かれているページを見ましたが、アメリカでは、3:2で 男性の方がやや多い様です。 50代では人口の1%、 60代では初期症状を入れますと 10%位になるだろうとも書かれていました。(お)

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